Bolzman constant : ボルツマン定数
ボルツマンが導入した普遍定数の一。気体定数をアボガドロ数で割った値。1.380658×10-23J・K-1 分子の運動エネルギーと絶対温度との関係を示す尺度と考えられ、エントロピーの式の比例定数でもある。記号k
普遍定数
物理学の基本法則を表す式の中で、変数の値に関係なく常に一定の値をもつ定数。光速度・電気素量・プランク定数・万有引力定数など。基礎定数。
気体定数
ボイル‐シャルルの法則によれば、気体1モルの体積V、圧力P、絶対温度Tの間には、PV=RTの関係があり、このときの比例定数Rをいう。気体の種類にかかわりなく、R=8.3143J/K ・ molの値をとる。
分子
原子の結合体で、その物質の化学的性質を失わない最小の構成単位。一つの原子よりなる単原子分子(ヘリウムなど)、二原子分子(水素・酸素・窒素など)、三原子分子(水・二酸化炭素など)から、数千~数万の原子よりなる高分子まであり、主に共有結合で結び付いている。
運動エネルギー
運動している物体のもつエネルギー。速度vで運動している質量mの物体(質点)の運動エネルギーはmv2/2である。
絶対温度 ケルビン【kelvin】
国際単位系(SI)の基本単位で、温度の単位。物質を構成する原子・分子の熱による振動がすべて静止する温度を零度、水の三重点を273.16度と定義し、目盛間隔をセ氏温度と同じにとったもの。セ氏温度に273.15度を加えた値で表される。英国の物理学者ケルビンの名にちなむ。記号、K熱力学温度。絶対温度。
エントロピー【entropy】
熱力学において物質の状態を表す量の一。等温可逆的な変化で、ある物質系が熱量を吸収したとき、エントロピーの増加は吸収熱量を温度で割った値に等しい。熱的に外部から孤立した系では、内部変化はつねにエントロピーが増す方向に起こる。1865年クラウジウスが導入。系の秩序に関連する度合いで、エントロピーが高くなることは乱雑さが増すことを示す。
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